地蔵くん、笑って、歌って、恋して!
陽葵「千景?」
気が付けば声を掛けていた
千景『...陽葵さん』
ハッとしたように走り去っていく千景の背中をボケーッと見ていた
やっぱり、嫌われたのかな
私があの走り去った時の千景もこんな気持ちだったのかな
「陽葵ちゃん!呼んでるよ!!」
陽葵「あっ、うん!今行く〜」
今はこっちに集中しよう
丈翔「無理すんなよ」
陽葵「甘やかさないで、泣きそうになるの耐えてるから」
鼻で笑って頭をポンポンとしてくれる丈翔
陽葵「ありがとう」
丈翔「泣くなよ、働け」
陽葵「わかってるよ!!」
「陽葵ちゃんと丈翔くんセットでいいね!衣装!!」
陽葵「でしょう?」
丈翔「俺らはセットだからな」