地蔵くん、笑って、歌って、恋して!


私と和月君は住む世界が違う
きっと優しいから私が泣いてたから
手を差し伸べてくれただけ
もう、なるべく関わらないようにしよう







そう思ってたのに…





和月「水の江さん、おはよう」


桜「え、あ、お、おはよう?」








和月「隣の席だね、よろしくね」


桜「あ、へ、はい…」








和月「教科書忘れたんだけど、見せてくれない?」


桜「あ、はい、ど、ど、どうぞ」












なんだか、凄い関わっちゃってるよ









「あれ?」



ある日の帰り、靴箱に行くと靴が無くなっていた
今まではずっと紙が入ってたくらいだったのに…







あちこち探しても見つからなくて走り回っていた






「探してるのはコレ〜?」




楽しげな声で
私の靴を持っている女の子は言った
この前の女の子達だ





桜「か、返してください」



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