地蔵くん、笑って、歌って、恋して!
「いつから…」
和月「探してるのはコレ?くらいから?」
「何なのよ!!もう!」
「なんでそんなにこの女に構うのよ!」
和月「好きだから」
「はぁ?もう意味わかんない!!」
ばんっと靴を雑になげて
走って去っていく女の子たち
和月「…い、おーい」
桜「あ、っはい」
上手く状況がまだ呑み込めていなくて
ボーッとしてしまっていた
和月「大丈夫か?」
桜「あの、なんで…?」
和月「好きな人ずっと見てたから分かった」
桜「好きな人って…?」
和月「小さくていつもオドオドしてて、
俺の事優しいとかいう変なやつで、
変なとこ強くて、優しいやつ」
桜「それって…」
和月「お前以外誰がいんの?」
涙が溢れて止まらない
和月「泣き虫だな笑」
桜「…私…グスッ」
和月「好きだよ、桜
俺と、付き合って」
桜「…グスッ…はいっ…」
こうして、私は彼氏が出来た
とってもカッコよくて強くて優しい
そんな素敵な自慢の彼氏