地蔵くん、笑って、歌って、恋して!
学校が終わって遥輝としおりはデートって先に帰ったから学校で丈翔と残って話していた
陽葵「恋って楽しいって思ってたのに
全然楽しくない」
丈翔「そりゃ、俺だって陽葵が好きだった時全く楽しくなかったぞ?」
陽葵「うっ…それは…ごめん」
丈翔「あははっ笑
冗談だよ、昔の話だから気にすんな」
丈翔がこんなふうに笑ってくれるから
前と変わらず丈翔とは過ごせてる
丈翔「俺、少し行くとこあるから
今日1人で帰れるか?」
陽葵「私を誰だと思ってんの!
帰れるよ!じゃ、またね!」
丈翔「おう、またな」
先に教室を出て行った丈翔
よし、私も帰ろうっと
「陽葵ちゃん、またね〜」
「またねー!!!」
陽葵「うん!またね!!」
残ってたクラスメイトに手を振り
教室を出る
何気なく、5組の教室をのぞく
「霞花さん、どうしたの?」
陽葵「あ、いや!」
「あ、瀬見か!瀬見は今はいないみたいだけど、荷物あるから用あるなら言っとこうか?」
陽葵「ううん、大丈夫!ありがとう!」
逃げるようにその場を立ち去る
何考えてんだろう
今会ったところで話せないのに