放課後、私はいつもの場所で
「……うぅん…」
気がついたら、医務室のベッドに寝ていた
「あれ?何で私……」
そうだ、たしか國谷くんと踊って…
いや、もしかしたら國谷くんと踊ったこと自体夢なのでは…?
「そうよね、國谷くんがいるわけ…」
「俺がどうかした?」
「!??」
私が横を向くと、國谷くんが椅子に座っていた
「く、國谷くん…どうして…」
「どうしてって、お見舞いに来たんだよ。踊り終わったあと、柏木さん、倒れちゃったじゃん」
「そ、そっか……」
「ちなみに今は就寝時間」
「えっ⁉︎國谷くん、寝ててよかったのに…」
私が申し訳なさそうにそう言うと、國谷くんは私の手を握った
「柏木さんが心配してくれてたのと同じように、俺だって、心配してたんだよ」
「!」
「…」
「で、でも、本当に来てくれるとは思わなかった」
「だって、石川先生のあの伝言聞いたら…」
「伝言…?あっ」
やべ…
「嘘つき呼ばわりは、悲しかったなぁ」
「ご、ごめんね!あの、本当に……」
「いいよ」
國谷くんは身を乗り出すと、私の額にキスをした
「おやすみ、柏木さん」
そう言って、國谷くんは医務室から出て行った
「………‥……」
「⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎//////」