内緒の出産がバレたら、御曹司が溺甘パパになりました
その後ガミガミと説教されたのは言うまでもない。
「それで、これからどうすんの?」
晴太を抱いた守が、首だけ私に向ける。
「別に。帰るよ? 弁護士さんは疑ってる感じだったけど、私は無実だし」
「そっちじゃなくて、晴だよ。悠さんの子なんだろ?」
「あんたさ、誰かに聞かれたらどーすんのよ、やめて」
「聞かれねえよ俺の部屋だもん。なあ、悠さんが家を出たんじゃ別にいいじゃん。結婚しちゃいなよ」
「それはない。悠はシルKUに必要な人なの。悠だってお見合い重ねれば、いつかは好きになれる人と会えるわよ」
それに悠だって、黙って消えた私を許してくれないと思うし。
「なに言ってんだよ。それを決めるのは姉ちゃんじゃなくて、悠さんだろ」
うっ……。
守のくせに、ときどき鋭いから困る。
「弁護士にバレるか、悠さんにバレるのが先か」
「もうやめてよ、不吉な。そもそも悠の子だとは言ってないし。勝手に決めないで」
ハハッと守は笑う。
「それで、これからどうすんの?」
晴太を抱いた守が、首だけ私に向ける。
「別に。帰るよ? 弁護士さんは疑ってる感じだったけど、私は無実だし」
「そっちじゃなくて、晴だよ。悠さんの子なんだろ?」
「あんたさ、誰かに聞かれたらどーすんのよ、やめて」
「聞かれねえよ俺の部屋だもん。なあ、悠さんが家を出たんじゃ別にいいじゃん。結婚しちゃいなよ」
「それはない。悠はシルKUに必要な人なの。悠だってお見合い重ねれば、いつかは好きになれる人と会えるわよ」
それに悠だって、黙って消えた私を許してくれないと思うし。
「なに言ってんだよ。それを決めるのは姉ちゃんじゃなくて、悠さんだろ」
うっ……。
守のくせに、ときどき鋭いから困る。
「弁護士にバレるか、悠さんにバレるのが先か」
「もうやめてよ、不吉な。そもそも悠の子だとは言ってないし。勝手に決めないで」
ハハッと守は笑う。