君に酔いしれ
「 あの、私の肩は肘置きじゃないんですけど」
この重みの犯人は 振り返らなくても分かる
「癒結。」
普段は¨お前¨とか¨おい¨呼ばわりなのに
学校ではよく謎に名前で呼ばれる
「何なの…?」
つい癖で眉間に皺をよせて 食い気味に返答
「あれー? 君って確か…特進クラスの黒縞くん?
噂通りめっちゃイケメンだ~!! 」
蒼くんが浬の存在に気付き、
すぐさま浬の元へ近付いて目をキラキラさせている