君に酔いしれ


「こんな時間まで 何してんの?!
しかも荷物の量えぐっ!」


蒼くんはそう言って私の元にとんできて、
荷物をいとも簡単にひょいっと全て持ち上げてくれた。


「あ、ありがとう…
って…ここ 資料室じゃない?!」


周りをよく見渡すと教室だ。


「資料室はこの教室の隣だね
ちなみにここは俺のクラスでーす
そして俺は宿題出してなくて居残り中~☆」

「え!!」


「ちょうど終わって帰ろうとしたら
癒結ちゃん登場でうけた」


「う、うけないで…」
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