君に酔いしれ
この状況をどうしていいのか分からず
制服のスカートの裾をギューと手で握りしめ
硬直して身構えていると…
首筋あたりに柔らかい感触
そして"ちゅっ"というリップ音
「…ふ、…へっ えぇ?!?」
ぃいい今…き、、きききキス…された?
いきなりの事で変な声出ちゃったし…
咄嗟にキスされた所を手で押さえて
反射的に蒼くんの方を向く。
多分私の顔は真っ赤だ…
体温が上がっていくのが自分でも分かる…
「癒結ちゃん 反応いちいち可愛すぎでしょ
何かすぐからかいたくなっちゃう」
「かっ、…か、帰る!!」
この場をどうしていいか分からず
私は部屋から出ていこうとすると
今度は腕を引っ張られる。