君に酔いしれ






蒼くんは私の降りる駅の2駅先でいつも降りるみたいなんだけど…


自宅まで送ってくれた。


…ていってもここ浬の家なんだけどね



「日直の手伝いも、帰りもありがとう
蒼くん遠回りになっちゃったよね」



何かさっき学校ですごい事されたけど
一応お礼を言っとかなきゃだよね、、



「全然大丈夫だよ
それより、また放課後デートしようね♪」


蒼くんはそう言ってまた私の反応を見るかの様に変な発言をしてくる。


「デートって…
ただ日直の仕事手伝ってくれただけでしょ、、?」

「あー、次はどこに キス… ぶふぅ!」


蒼くんがまた失言をしそうになったのと
家の前だから誰かに聞かれたらまずいと思い
咄嗟に蒼くんの口を私の両手で塞ぐ。


「…もう! いい加減変な事言うのやめてよね?」
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