君に酔いしれ




「…ん? い、癒結ちゃん?! そんな慌ててどうしたの?!」


急いで玄関に向かう私の騒がしさに気付いた月海さんが買い出ししてきたであろう 卵のパックと牛乳を手に持ったまま リビングから顔を覗かす


「…ぁ、 えーっと
今日!! あ、今から!朱音の家に泊まりにいってきます!!!」


「え? …ぇーと、制服のまま…?!
着替えとか何も持っていかず大丈夫なの?」


「だ、大丈夫っ!!!!
じゃあ、いってきます!!!」



超不自然…だけど とりあえず今は浬の顔見れないし、同じ空間になんてとてもいれない。



月海さんごめんなさい…


今日は黒縞家には居られそうにもないんです…!
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