君に酔いしれ





学校に着き、身を隠しながらクラスに入る。
なんせ同じ階に特進クラスがあるから
気を付けないと廊下で出くわす事が多々ある。


特進クラスの人って私のクラスの前通るんだよね…


「ふっ、そんなビクビクしなくても…」


朱音はそう言って笑うけど、本気で会いたくないの!!


朱音に貸してもらった大きめのパーカーを制服の上に羽織ってフードを被り、自分の席につき、身を縮こめる。
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