君に酔いしれ
癒結を好きになったって、大抵の奴らは
幼馴染の俺がいつも見張ってるから
近付く奴なんて今までいなかった。
だから面と向かってこんな事を
言ってくる奴なんて初めてだ。
「それ…宣戦布告ってやつ?」
「そうだね。
まぁさすがにそのイケメンっぷりには負けるけど
それ以外で勝てばいいだけだしね」
さっき大雅に言われた言葉、
めちゃフラグたってんだけど
「じゃ、話はそんだけ。
直接言えてよかったわ! またね 黒縞くん」
蒼はそう言い、
その場を立ち去って行った──