本当は怖い日本の昔話

かちかち山

私「お次も動物の話を解説しようかな。かちかち山〜！」

沙月「畑を荒らすタヌキをおじいさんが捕まえて、タヌキは反省したフリをしておばあさんに怪我をさせて、それをウサギが懲らしめる話だね」

私「現代版だと、最終的にタヌキは反省しておじいさんたちと和解しているけど、昔のかちかち山はこれでもかってくらい残酷」

輝一「ゴクリ……」

私「まず、畑をタヌキが荒らしておじいさんに捕まって、反省したフリをしておばあさんに縄を解いてもらいところまでは一緒。でも、その後タヌキはおばあさんを撲殺！」

沙月「助けてくれた人なのに！？」

私「そのままタヌキはおばあさんを煮込み、婆汁を作った。そして、おばあさんに化けて家に帰ってきたおじいさんに「タヌキ汁を作った」と言って婆汁を食べさせた」

輝一「オェェェェ！」

沙月「そ、それは……」

私「そして、おじいさんにネタバラシをしてタヌキは逃げ、悲しみと怒りでいっぱいになったおじいさんはウサギにこのことを話し、ウサギはタヌキを痛め付けることにした」