本当は怖い日本の昔話
私「沙月の言う通りだね。父親はその後に別の女性と再婚し、娘には継母ができたんだけど、継母に娘はいじめられ、ついに家から追い出されてしまう」
輝一「めっちゃ暗い話じゃん!」
私「道行く人に笑われ、石を投げつけられ、絶望の淵に立たされた娘は死のうと思って川に身を投げてしまった」
沙月「観音様のお告げ、当たってないじゃない!不幸になってちゃ意味ないでしょ!」
私「ところが、鉢が重すぎて沈むことができなかった。そこへ武家の若君が通りかかり、娘を助け出し、自分の屋敷に連れて帰る。そして、娘はそこで使用人として働くことになった」
輝一「そこでもいじめられそうだけど……」
私「決して楽な毎日じゃなかったけど、娘は自分を拾ってくれた若君のことを考え、一生懸命に働いた。そしてある晩、娘は蔵で琴を見つけて懐かしくなり、弾いていた。そこへ若君が現れる」
沙月「何だかドキドキする」
私「若君は美しい琴の音を聞いて、娘が貴族なのではないかと思い始める。それと同時に、二人は互いに惹かれあっていったんだ」
輝一「めっちゃ暗い話じゃん!」
私「道行く人に笑われ、石を投げつけられ、絶望の淵に立たされた娘は死のうと思って川に身を投げてしまった」
沙月「観音様のお告げ、当たってないじゃない!不幸になってちゃ意味ないでしょ!」
私「ところが、鉢が重すぎて沈むことができなかった。そこへ武家の若君が通りかかり、娘を助け出し、自分の屋敷に連れて帰る。そして、娘はそこで使用人として働くことになった」
輝一「そこでもいじめられそうだけど……」
私「決して楽な毎日じゃなかったけど、娘は自分を拾ってくれた若君のことを考え、一生懸命に働いた。そしてある晩、娘は蔵で琴を見つけて懐かしくなり、弾いていた。そこへ若君が現れる」
沙月「何だかドキドキする」
私「若君は美しい琴の音を聞いて、娘が貴族なのではないかと思い始める。それと同時に、二人は互いに惹かれあっていったんだ」