太陽のヒカリ(短編)
こうゆう時……
お互い知っていたことを言うべき?
それとも、初めまして??
でもそれじゃあ、
なんだか私たちが萌に隠し事してるみたいだよね。
やましいことは何もない。
太陽くんもきっと同じこと考えてるんだよね。
でも私と1つ違うことは
私には太陽くんへの恋愛感情があるってこと…
『初めまして。矢野ヒカリです。』
咄嗟に出た言葉はなぜだか
萌を裏切っているようなセリフだった。
「私の親友なの!ヒカリ、可愛いでしょ。」
萌は太陽くんの肩にしがみつくようにして、嬉しそうに言った。
太陽くんも合わせるように挨拶をしてくれたけど、
どこかぎこちなくて、
なんだか衝撃的でショックで………
少しだけ萌の部屋で話した後、
私はすぐに萌の家を出た。