太陽のヒカリ(短編)
秘密の関係が始まって1ヶ月が経った。
萌は元気のない私を心配してくれていた。
ごめんね。
本当にごめんなさい。
そんな優しい萌を裏切ってる自分が怖くなるよ。
でも…………同じくらい、太陽くんが好きな自分が怖い。
今日は土曜日
萌はバイトで、太陽くんはバイトが休み。
私は太陽くんの家に来ていた。
辛かった。
嬉しいはずなのに、辛くて
萌を裏切ってることが苦しくて
悲しかった。
いっそ罪悪感もなにも感じない最低な女か、
太陽くんに愛情のわかない冷めた女に
なれたのなら、どんなに楽だろう……
罪を抱えて1ヶ月…
もう、私は限界だった