太陽のヒカリ(短編)
雨に濡れながら
涙を流した。
通りすがる人が不思議な顔で私を見てる。
でも、ただ辛くて
何度も期待を裏切られる思いをして
その度にもう恋なんかしないって決めて…
だけど、私は寂しくて愛されたくて、まただれかに恋をする。
楽しかったのに
信じてたのに
雨が強くなってきた。
駅についてびしょ濡れのままホームに立つ。
今は人の目なんか気にする余裕もない。
周りでビックリしてる人、ごめんなさい。
ただただ涙が止まらなかった。
「どうかしたの?」
優しい男の人の声がして、
私はふと泣き顔をあげた。