君が笑う空の下。


夏休みは、塾や図書館で勉強をしたり、同じグループの友達の"ミキ"や"ジュリ"達とプールに行ったりして遊んだ。

高根くんと彼女の沙奈ちゃんを何度か図書館で見かけた。だけど、不思議と以前のような悲しさはなくて素直に微笑ましく思えた。


最後の日は、お勉強会と名付けられたお泊まり会もして。
夜はもちろん恋ばな大会。


ミキには隣りのクラスに好きな人がいて、どうやって話しかけるのか、真剣に考えていた。
ジュリは違う学校の子と付き合っていて、まだ手しかつないでかいとか。
二人共、頬を赤らめながら、嬉しそうに、楽しそうに話す。


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