君が笑う空の下。
君が笑う空の下。


この廊下の出来事は、クラスの皆が覗いていたらしく。
先生に言われて教室に戻った私と岩瀬は、物凄くひやかされて。本当に恥ずかしい思いした。




「だいたいさー、好きでもねー奴にキスなんかしねーよ」


帰り道。
学校の近くの河原に、私と岩瀬は二人並んで座る。



あの軽く触れた唇。

あの頃から?

本当に?


これは夢じゃないんだよね?


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