ヨルガオ-午前0時の逃避行-
私は2階の自室へ直行。
ベッドにダイブする。
ついに非行少女になってしまった。
真面目に生きてきたつもりはないけれど、振り返れば真面目な人生だったと自負できる。
インフルエンザにかかったとき以外で学校を休んだことはないし、提出物の期限を守り、試験もそれなりに良い成績を残している。
もちろん夜遊びなんてしたことないし、日付がかわるギリギリまで出歩いたこともない。
そんな私が、
知らない男の人について行って、バイクに乗って、12時頃に帰宅する。
考えられない。
私を知っている人に話したら、由良くんとの出会いは「悪影響」と言われそう。