本当は怖いグリム童話

私「パーティーは順調に進み、魔女たちはお姫様に「美」や「富」など魔法を使った贈り物を贈っていた。するとそこへ、パーティーに招待されなかった十三番目の魔女がカンカンに怒りながらパーティーに乱入！姫が十五歳になったら、紡ぎ車の針に指を刺されて死ぬという呪いをかけてしまう」

沙月「呼ばれなかっただけで、とんでもない呪いをかけちゃったね」

輝一「招待しなかった国王たちもアレだけど、魔女も問題ありじゃない？」

私「お城の中は当然混乱に包まれてしまうけど、まだ贈り物をしていなかった十二人目の魔女が「姫は死なずに百年眠るだけ」と呪いを弱めることに成功する。だけど心配した国王は、国中の紡ぎ車を燃やすように命じたんだ」

沙月「魔法が弱まってよかった！」

輝一「だけど、呪いが解けたわけじゃないから十五歳の時にお姫様はーーー」

私「私の役目を取らないで！姫は順調に成長したんだけど、十五歳になった時、城の中を一人で歩いていると紡ぎ車を動かしている老婆を見つけ、好奇心から近寄ったところ針が指に刺さり、眠りについてしまう」