本当は怖いグリム童話

ラプンツェル

私「ではでは、次にご紹介するのはこちら！ラプンツェル！」

輝一「塔に閉じ込められているラプンツェルの元に、泥棒がやって来る話だっけ？ディズニーではそうだったけど」

私「童話の中では、ティアラを盗んだ泥棒じゃなくて王子様だよ。傷を癒す力のある花とか、光る髪とか、そういう魔法も童話では登場しないからね。ディズニーマジックだよ」

沙月「でも、髪はちゃんと長いんでしょ？」

私「うん。ちゃんと長いよ！あらすじを説明していくと、ある夫婦が子どもを授かったことから物語は始まる。ある日、妻は「ラプンツェルが食べたい」と言い出したんだ」

輝一「待って、ラプンツェルって野菜の名前だったの？」

沙月「聞いたことないんだけど……」

私「日本じゃ馴染みがないけど、ヨーロッパでは割と知られている野菜で、妊婦さんの体にいいみたい。そんなラプンツェルは、夫婦が住む家の真裏に住んでいる醜い魔女の庭にしかないものだった。でも妻が毎日のように食べたがるため、夫はこっそりラプンツェルを盗むようになる。でも、ついに魔女にバレてしまうんだ」