クールなご主人様は溺愛中
「は、はぁ......」


部屋のドアを閉めると緊張が解けた......。


よし、服を着よう。


そう思ってバスタオルをとる。


「里奈ー?すごい音したけど、大丈夫か?」


あ、さっきの階段の音かも。


足音と声から私の部屋に向かってくるのがわかる。


とりあえず、とったバスタオルをもう一度巻き付けて、自分の服を出す。


「里奈?」


ガチャっと、ドアが開いた。


「わっ!」


まだ服は着れてない。


つまり、バスタオル1枚なわけで......。


「えっ、わっ、ごめっ!」


冬夜くんが本気で焦ってるのが見える。


私もびっくりしていると、バスタオルがはらりと床に落ちた。


「......っ」


次の瞬間、私の絶叫が響き渡った。
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