クールなご主人様は溺愛中
「浴衣、買いに行くか」


「え?」


そこまでは、思ってなかった。


「浴衣?」


「俺も持ってねーし、今度、2人で買いに行こう」


「でも......」


そんな、冬夜くん、忙しいのに......。


「里奈、言ったろ?遠慮すんなって。浴衣、着たいか?」


「うん」


「じゃあ、行こう。明日は予定ないから二人で行こう」


「うん。ありがとう」


こうして、私たちの夏祭りが決まった。
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