クールなご主人様は溺愛中
今日は、夏祭り当日。


冬夜くんとお昼ご飯を食べて、2人で片付けをした。


今は、まったりタイム。


っていっても、私は学校の図書館で借りた本を読んでて、冬夜くんは私の隣で勉強中。


それぞれやってる事は違うのに、同じ空間にいるだけで楽しかった。


そんな空間を変えたのは、1本の電話だった。


「はい」


冬夜くんの携帯が鳴って、何となく、嫌な予感がした。


「今からですか。はい......」


どんどん低くなる冬夜くんの声に不安が募る。


私の気分も落ち始めた頃、冬夜くんが電話を終えた。


「里奈ごめん。急遽、手伝いに来いって言われて、これから行ってくる」


「そっか」


じゃあ、夏祭りは行けないね......。


「でも、夏祭りまでには帰ってくるから、一緒に回ろう」
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