クールなご主人様は溺愛中
「うーん......」


私は、冬夜くんが好き。


それはこの前自覚した感情だけど、一生一緒にいたいかって言われたら、
そんなのは無理って諦めてしまう。


「ああ、里奈ちゃんは、冬夜くんか」


「えっ?!」


「ふふっ」


なんか、全てをわかってるような表情のれんげちゃんに私も笑うしかなかった。


それからしばらく話してると、時間が来てしまった。


「里奈ちゃん、そろそろ」


「うん。じゃあね、れんげちゃん」


「じゃ」


「うん。ばいばーい」


れんげちゃんに手を振って、悠くんと会議室に向かった。


会議室に着くと、すでに全席埋まっていて私たちが1番遅かったみたい。


会議内容は、文化祭の出し物や貸し出し物、場所決めだった。


自分たちのクラスだし、カフェだし、ほぼ話を聞いているだけだった。
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