クールなご主人様は溺愛中
「里奈ちゃん、ちょっといい?」


「西原くん、こっち来てー」


時の流れは早く、私たちは文化祭の準備で大忙し。


特に実行委員の私たちは、色んなところから呼ばれてさらに忙しかった。


「実行委員、集合してもらってもいい?」


「あ、はいっ!」


廊下から呼ばれて、慌てて出る。


「後夜祭の時間、私たち本部に居なきゃ行けなくなって、5人なんだけど私たち3人以外は予定があって行けなくて......」


後夜祭......、私も冬夜くん冬夜くん一緒にいたいのに......。


「お願い!あなたたちが最後なの!」


そう頭を下げられてしまえば、断れなかった。


「いいですよ」


なんのためないもなくオーケーを出した悠くんに私も慌てて返事をした。


「......やります」
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