クールなご主人様は溺愛中
「んん......」
次の日、朝日が差し込んだのを見て、ベッドから降りた。
「んーっ!」
グッと背伸びをすると、昨日と同じように着替えて、同じ部屋に向かう。
今日は会議はないみたいだから、少し遅めに起きた。
そして、昨日と同じ時間に彼を起こしに行く。
「.....え」
眠っている彼がいたのは、ベッドではなく勉強机だった。
そういえば、起こす時間も早いよね。
こんな、寝落ちするまで勉強なんて......。
机の上の教科書を見てみれば、何やら難しそうな参考書が散乱していた。
「......起きて、ください」
背中をトンと軽く叩く。
「ん......あ?」
すぐに開いた目は、私を見ている。
「お前、まだやめてねーんだな」
えっ、まだ2日目ですけど?!