クールなご主人様は溺愛中
「......うん」
言わなきゃと思うと、余計に気落ちしてしまって声が暗くなる。
「里奈?」
それを感じ取った冬夜くんが心配そうに私を見る。
「あ、あのね......」
言わなきゃ......。
「その......花火、一緒に見れなくなって......」
怖くて冬夜くんが見れない。
「......なんで?」
いつもより、声が低い気がした。
「別に、見たいやつでもできた?」
「違うよ......。その、実行委員でやらなきゃいけなくなって、本部に」
「そうか」
さっきの怒ったような低い声ではなくなった。
「ごめんなさい。せっかく誘ってくれたのに......」
「いいよ。実行委員なら、しょうがない。どうせ、断れなかったんだろ?」
言わなきゃと思うと、余計に気落ちしてしまって声が暗くなる。
「里奈?」
それを感じ取った冬夜くんが心配そうに私を見る。
「あ、あのね......」
言わなきゃ......。
「その......花火、一緒に見れなくなって......」
怖くて冬夜くんが見れない。
「......なんで?」
いつもより、声が低い気がした。
「別に、見たいやつでもできた?」
「違うよ......。その、実行委員でやらなきゃいけなくなって、本部に」
「そうか」
さっきの怒ったような低い声ではなくなった。
「ごめんなさい。せっかく誘ってくれたのに......」
「いいよ。実行委員なら、しょうがない。どうせ、断れなかったんだろ?」