クールなご主人様は溺愛中
「......ありがとう!」


嬉しくて、そのまま付けようとするけど上手く付けれない。


「貸して」


冬夜くんに渡すと、私の後ろに立っていとも簡単に付けてくれた。


のに、全然冬夜くんが私の後ろから離れない。


「......好き」


後ろから、そう言われた。


「え......」


「俺、里奈が好き」


「......」


思わぬ告白に心臓がドキドキと音を立てる。


「......あのね、冬夜くん」


そう呼びかけると、くるっと向きを変えて冬夜くんの方を見た。


すると、冬夜くんは恥ずかしそうに顔を背ける。


「ふふっ」


顔が真っ赤。


きっと私も赤い。


「冬夜くん、これクリスマスプレゼント」


そう言って、渡すと冬夜くんは嬉しそうに受け取ってくれた。
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