クールなご主人様は溺愛中
「里奈ちゃん、お手紙よ」
届けてくれたのは里咲さん。
封筒に入ったそれを私はなんにも警戒せずに開けた。
「......え」
『明日の5時、ここへ来て』
その言葉と共に地図が描かれていて、下の方には母と妹の名前があった。
行くべきでない、そう思うけれど同時に行かなければならないとも思った。
行けばもう二度と会わなくてよくなる、そう思った。
冬夜くんに言えば心配されちゃうから言わずに。
1人、決着をつけよう。
届けてくれたのは里咲さん。
封筒に入ったそれを私はなんにも警戒せずに開けた。
「......え」
『明日の5時、ここへ来て』
その言葉と共に地図が描かれていて、下の方には母と妹の名前があった。
行くべきでない、そう思うけれど同時に行かなければならないとも思った。
行けばもう二度と会わなくてよくなる、そう思った。
冬夜くんに言えば心配されちゃうから言わずに。
1人、決着をつけよう。