クールなご主人様は溺愛中
でも、そんなの冬夜くんにはお見通しだったみたい。


「里奈、眠いんだろ」


「んーん。眠くない」


「嘘つけ」


そう言われるけど、私は椅子に座ったまま動かない。


「眠く、ない、もん......」


そのまま私は、眠りに落ちた。


「はあ、ほんと、お前は......」


そんなことを言いながらふわっと持ち上げられる感覚を最後に意識を手放した。
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