クールなご主人様は溺愛中
冬夜くんの言葉がこだまする。


たまらなく嬉しい言葉だった。


「......うん。でも、簡単なのしか作れないよ?」


「当たり前。気づいてねーだろ。お前の飯、美味いぞ」


優しさなのか、本心なのか。


本心だったらいいな、なんて考える。


「よろしくな。1ヶ月」


「うん、よろしくね」


2人で笑うと、お互いの部屋に戻る。


部屋で荷解きをしていると、最後に目に入った1つの紙袋。


「......どうしよう」


そう、里咲さんから貰った下着の入った袋。


とりあえず、好奇心で出してみる。


2つ入ってたけど片方は見た瞬間、着るのをやめた。


だって、大人っぽい。


こんな、私には似合わない。


もう片方は、可愛くて私好みだったから今日つけると決めた。
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