クールなご主人様は溺愛中
「うーん、どっちでもいいや」


「じゃあ、手伝うから、ハンバーグ食べたい」


「え、ハンバーグ?」


作ったことない......。


「レシピ本も買ってこよーぜ」


「うん!」


ちゃんと、料理したことないのがわかっている発言に安心する。


何となく、わかってくれてるんだなって。


「今から行くぞ」


「あ、うん」


突然の話に驚きながらも、すぐに家を出る。


徒歩圏内にショッピングモールがあって、そこでほぼ全て揃うと冬夜くんが行く途中に教えてくれた。


「とりあえず、料理本買うか?」


「うん、そうだね」


って、あれ......。


「私、お金もってない......」


「ああ、生活費貰ってきたから気にすんな」


え、そうなの?


「それ、私も使っちゃっていいの?」
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