お姫様は自由に恋がしたい。
「そうかしら?
ワガママなお姫様って噂が回りそうだわ。」
少し得意げに言ったつもりだけど
涙目だったと思う。
「ははっ。そんなワガママ可愛いものです。
リアナン様の幸せは私共の幸せです。いつでも支えますよ。」
ああ、この人は私の欲しかった言葉をくれるのね。
この時に強くなった私の思い。
自由な恋愛がしたい。
好きな人と結婚して、この国を守っていく。
それが私の夢になったんだ。
まだ前向きな恋愛というものはあまりできてないけれど、
ブレイブへは他の殿方とは違う何か気になる相手ってなったのは進歩なのかもしれない。
恋愛初心者すぎてダメね。
でもやっぱりこんな気持ちで婚約なんて無理。
ちゃんとお父様と話しなくては。
そう考えているうちに眠りについていた。