天馬くんは危険です!〜イケメン男子と政略結婚〜

可愛いって、天馬くんも言ってくれたっけ。


って、なんでもかんでも天馬くんに紐づけちゃう癖やめたい。


高峯くんにも失礼だ。


「俺ももらうねー?」


そう言って私のパフェを少しすくって食べた。


あ、一応間接キスになっちゃった……。


でも罪悪感なんて持つ必要はない。


もう私には仮の婚約者も彼氏もいないんだから。


うん……高峯くんのこともちゃんと前向きに考えよう。




ゆっくりしていたら17時過ぎていて辺りは薄暗くなっていた。


「あー、もう今日は夕飯食べれないかも」


「俺も腹いっぱい。普通サイズでもボリュームすごかったよね」


高峯くんとは波長が合うのかあれからも他愛のない話で盛り上がった。


うん。付き合ったら悪くない……かもしれない。


普通に良い人だし。



でもなんでだろう、なんか違うと思っちゃうのは。





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