泣きたがりの君に優しい歌をあげる
 今、真夏くんはテレビの中で輝いていて。私には手の届かない存在になってしまったって。あの時、私と一緒に笑って夢を語ってくれた少年は夢を叶えて手の届かない場所にいるってわかっている。


 だから余計にその事を言われたくなかったんだ。だって、悲しくなってくる。
 嫌でも現実には出会う事のない人なんだって思い知らされるから…
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