続・拗らせDKの偏った溺愛
綾乃ちゃんも
「慌てるリュウくん可愛い・・」
と喜んでいる様子。
「ニコニコしてるけど、リュウくんが慌ててるのは美咲のせいなんだよ?わかってる??」
突然、綾乃ちゃんに思ってもないことを言われて驚いてしまいました。
「え!?私ですか??私、なにかしてしまったのでしょうか!?」
マ、マズイです!
私の”せい”ということですから、もしかしてお仕置き案件の対象だったりしないでしょうか!?
ドッと変な汗が吹き出してきました。
「ふふっ、まぁ竜也のことは置いといていいよ」
虎谷くんがふんわり笑ってそのようにおっしゃるのであれば大丈夫な気がします。
安心してホッと小さく息をしたのは竜也くんには秘密です。
「美咲ちゃん、この応援合戦はこれで終わり?」
「あ、はい!ただ、これに続いて乱戦というのがありまして」
「乱戦?なんだそれ?」
虎谷くんにこの後の競技を説明していたのですが、どうやら竜也くんの方が興味を持たれたようです。