君は、幸せな人魚姫になった
みずきは、大きめのTシャツをパジャマ代わりに着ており、その下はショートパンツである。いつもは隠されている真っ白な足が見え、帆高の中で理性と本能がグラグラと揺れる。

「青井、その格好は……」

顔を真っ赤にしながら帆高が指摘するも、みずきは「可愛いでしょ?お気に入りなの」と笑って言うだけだ。

(これって、そういうことをしてもいいってことなのか?)

ドキドキしながら帆高は考えも、お風呂に入って落ち着いた方がいいと判断し、お風呂に入ることにした。

「テレビ、何か見ててもいいからな」

「は〜い」

ソファに寝転がったみずきの体のラインが見え、帆高はグッと歯を食いしばりながらお風呂場へと向かう。そして丁寧に体を洗った後、淡い期待を抱きながらリビングのドアに手をかける。

「青井、あのさーーー」

ゆっくりと帆高はドアを開けたが、「何?」といつものように笑ってみずきは振り返ってくれることはなかった。床に倒れ、胸を押さえて苦しんでいる。
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