離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
「そうじゃなくて。ちょっと反応に困ってる。……あ、違う。もらったのが嫌だってわけじゃなくてさ。どんなふうに喜んだらいいか考えてるというか」
「なにを言ってるんだか」
ぐだぐだになっている俺を咲良が笑う。
「どう喜んだら、なんて考える前にもう喜んでるでしょ? 顔が赤くなってるもの」
「え」
つん、と咲良が俺の頬をつついた。
一瞬しか触れなかったのに、甘やかな指先が残したぬくもりは俺の頬から消えない。
「照れてる?」
楽しげに言った咲良に顔を覗き込まれ、なんとも落ち着かない気持ちになる。
「照れてる……と思う」
「なにを言ってるんだか」
ぐだぐだになっている俺を咲良が笑う。
「どう喜んだら、なんて考える前にもう喜んでるでしょ? 顔が赤くなってるもの」
「え」
つん、と咲良が俺の頬をつついた。
一瞬しか触れなかったのに、甘やかな指先が残したぬくもりは俺の頬から消えない。
「照れてる?」
楽しげに言った咲良に顔を覗き込まれ、なんとも落ち着かない気持ちになる。
「照れてる……と思う」