いつまでも君を
出会い
6年1組ー
それが優との出会いでした…

「ぅわー友達いないじゃん……」
昇降口に張ってあるクラス替えを見てガッカリする私、鈴野綾。
ぅちの学校では今年から青羽小学校と、合併する事になり仲の良い友達と同じクラスになる可能性は少なかったー

「まぢ嫌なんだけど…」
ブツブツ言いながら上履きを履いて階段を登っていく。

ガラガラ
ワイワイガヤガヤ

教室は見慣れた顔でいっぱいで、仲の良い子と一緒になれたのが嬉しいのか、よほど騒いでいる。

「うるさいな…」
ボソッと言う私。
つまんないクラスになりそう;

「ぅわっ鈴野じゃん!!!!」
どこかから聞こえた声。
「鈴野と一緒とか、まぢ最悪ー」

小さい頃から私は、みんなから嫌われていた。

そんな声をシカトして、適当な席に着く。
キーンコーンカーンコーン

先生が入ってくる

「えーこれから1年間、6年1組の担任をする神谷です。よろしく!!!」

神谷先生は、1年生の時にお世話になった先生。
正直言うと、私はこの人が苦手である。
小さなため息をつく私。
「じゃあ、自己紹介しましょう!!!えっと秋葉さんからね」

「秋葉直人です」

1人ずつ自己紹介を初めていく。

「はい。じゃあ次ー」
次の人は見たことのない顔だった。

「鵜野優でーす!!!!!よろしく」

それが優との出会いでした。
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