OLユンファ。闇の左手第二巻。
地球という星の資源を食い付くした獣
【地球という星の資源を食い付くした獣】

あたしはリン。

古代の魔術師である。

「人類はどこに向かうのだろうな」

「地球という星の資源を食い付くした獣だよ」

古代の石炭期。シダ植物が地層に蓄積する。

あたしは太陽や海、樹木に憧れていた。自然との交歓である。魔術師であるのも人類が地球上で過ちをおかさぬように、人類の仁理を監視するためであった。
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