毎日同じ夢をみる🌙*゚
★蒼空・いちまいの絵


「大和がいなくなった……」

 美月に電話をするとずっと声が震えていて泣いていて、すごく心が乱れている様子だった。

「待ってて、今すぐそっちに行くから!」

 急いで車に乗り、美月の家に向かった。急がないと美月までいなくなりそうな気がした。

 鍵は開いていた。

 勝手に中に入り、抱きしめて背中をトントンして落ち着かせたら泣き止んだので、ゆっくりと深呼吸させた。

「大和に伝えたいことあるのに、もういないの……」

 そう言うと泣き止んでいた美月は再び泣き始めた。

 このまま別れるのはダメだと思った。
大和を探さないと……。

でもどうすればいい?何処にいる?

 その時テーブルの上に1枚の絵を見つけた。
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