首取り様1
「これ、首を探してる時に見たやつだよね?」
春香がつぶやくように言う。
隣にいた佳奈が頷いた。
きっとそうだ。
こんな風に濡れた素足で歩く人が他にもいるなら別だけど、きっといない。
しかもこの足跡はいつも5人分あるのだ。
今回は数も同じだ。
それから6人はその足跡を追いかけて移動を始めた。
足跡は自分たちの味方なのか、それとも自分たちを惑わせる存在なのか未だによくわからない。
だけど、今はこれしか頼りになるものがなかった。
その足跡はいつものように途中で途切れていた。
「ここまでか」
立ち止まったのは地蔵から100メートルほどしか離れていない場所だった。
右手が道路で左手が民家。
特に変わった様子もない場所だ。
それでもここまで来たのだからと周辺を調べてみることになった。
春香がつぶやくように言う。
隣にいた佳奈が頷いた。
きっとそうだ。
こんな風に濡れた素足で歩く人が他にもいるなら別だけど、きっといない。
しかもこの足跡はいつも5人分あるのだ。
今回は数も同じだ。
それから6人はその足跡を追いかけて移動を始めた。
足跡は自分たちの味方なのか、それとも自分たちを惑わせる存在なのか未だによくわからない。
だけど、今はこれしか頼りになるものがなかった。
その足跡はいつものように途中で途切れていた。
「ここまでか」
立ち止まったのは地蔵から100メートルほどしか離れていない場所だった。
右手が道路で左手が民家。
特に変わった様子もない場所だ。
それでもここまで来たのだからと周辺を調べてみることになった。