首取り様1
いないのは、春香だけ……。
途端に嫌な予感が胸に渦巻いた。
胸の奥をかき回すような、得体のしれない不安。
《佳奈:みんな、夢ってどんな夢だった?》
これは聞かずにはいられなかった。
5人中3人が同じように悪夢や変な夢を見ているのだから。
《明宏:なんか、ゆがんだ変な家が出てきたんだ。その中に入っていったら、部屋の中で誰かが寝てた。その人の顔は見えないのに、なんでか春香だなぁってわかったんだよ。夢の中野話しだから、まぁ、そういうこともあると思う。それから声をかけたんだ。部屋の中は嫌な雰囲気だったし、春香を起こそうと思った。でも……》
そこでメセージは途絶えた。
まるでその後の展開を書いて良いのかどうかわからなくて、結局書かずに送ったという様子だった。
だけどこれだけで十分に理解できた。
佳奈と明宏が見た夢は全く同じものだということが。
途端に嫌な予感が胸に渦巻いた。
胸の奥をかき回すような、得体のしれない不安。
《佳奈:みんな、夢ってどんな夢だった?》
これは聞かずにはいられなかった。
5人中3人が同じように悪夢や変な夢を見ているのだから。
《明宏:なんか、ゆがんだ変な家が出てきたんだ。その中に入っていったら、部屋の中で誰かが寝てた。その人の顔は見えないのに、なんでか春香だなぁってわかったんだよ。夢の中野話しだから、まぁ、そういうこともあると思う。それから声をかけたんだ。部屋の中は嫌な雰囲気だったし、春香を起こそうと思った。でも……》
そこでメセージは途絶えた。
まるでその後の展開を書いて良いのかどうかわからなくて、結局書かずに送ったという様子だった。
だけどこれだけで十分に理解できた。
佳奈と明宏が見た夢は全く同じものだということが。