首取り様1
「入ろう」
慎也が玄関のノブに手をかける。
しかし、ドアは開かない。
「鍵がかかってるんだよ」
「じゃあ、窓からだ」
そう言うと家の横手に周り、窓を確認する。
そこもしっかりと施錠されていて開きそうにない。
すると慎也はなにを思ったのか、庭先の大ぶりな石を手に持ったのだ。
「ちょっと、なにする気!?」
横から声をかける佳奈を無視して、慎也は石を窓に投げつけたのだ。
佳奈は咄嗟に身を屈め、両手で耳を覆った。
当然大きな音が響くと思っていた。
ガラスは粉々に砕けて、大惨事になるだろうと。
しかし、石がぶつかっても窓は割れなかった。
ゴンッと鈍い音を発して、石が地面に転がる。
慎也が玄関のノブに手をかける。
しかし、ドアは開かない。
「鍵がかかってるんだよ」
「じゃあ、窓からだ」
そう言うと家の横手に周り、窓を確認する。
そこもしっかりと施錠されていて開きそうにない。
すると慎也はなにを思ったのか、庭先の大ぶりな石を手に持ったのだ。
「ちょっと、なにする気!?」
横から声をかける佳奈を無視して、慎也は石を窓に投げつけたのだ。
佳奈は咄嗟に身を屈め、両手で耳を覆った。
当然大きな音が響くと思っていた。
ガラスは粉々に砕けて、大惨事になるだろうと。
しかし、石がぶつかっても窓は割れなかった。
ゴンッと鈍い音を発して、石が地面に転がる。