首取り様1
☆☆☆
化け物は全部で5体いる。
それを念頭に置いた状態で5人は再び明宏の頭部を探しはじめた。
足跡が消えた場所を中心にして、民家の庭先や畑の中をくまなく探す。
しかし、頭部はそう簡単には見つけることができなかった。
「どうしよう、見つからない」
2時間ほど経過したとき、美樹の焦りの声が聞こえてきた。
佳奈は空を見上げる。
まだ夜明けまでには時間はあるけれど、頭部を見つけた後は明宏の家まで運ばないといけないのだ。
そこまでの時間を考えると、のんびりしている暇はなかった。
「後は林の中か」
バッドを片手に持ったまま探していた慎也が言う。
さっき林の中から黒い化け物が出現したので全員それとなく避けていた場所だ。
けれどこれ以上探して見つからないのなら、林の中に行くしかない。
化け物は全部で5体いる。
それを念頭に置いた状態で5人は再び明宏の頭部を探しはじめた。
足跡が消えた場所を中心にして、民家の庭先や畑の中をくまなく探す。
しかし、頭部はそう簡単には見つけることができなかった。
「どうしよう、見つからない」
2時間ほど経過したとき、美樹の焦りの声が聞こえてきた。
佳奈は空を見上げる。
まだ夜明けまでには時間はあるけれど、頭部を見つけた後は明宏の家まで運ばないといけないのだ。
そこまでの時間を考えると、のんびりしている暇はなかった。
「後は林の中か」
バッドを片手に持ったまま探していた慎也が言う。
さっき林の中から黒い化け物が出現したので全員それとなく避けていた場所だ。
けれどこれ以上探して見つからないのなら、林の中に行くしかない。