首取り様2
☆☆☆
2人が帰宅してリビングでお弁当を囲んでいた。
リビングの床にはスコップやキャンプ用のナイフなど、武器に使えそうなものがズラリと並んでいて、なんだか物々しい雰囲気がある。
「爆竹か。どうせならダイナマイトとか、でかいヤツがほしいな」
大きな唐揚げを口に運びながら大輔が左手で爆竹の入っている袋を弄ぶ。
「さすがにそれはコンビニには売ってないよ」
春香が苦笑いを浮かべて言う。
そもそもダイナマイトなんて高校生が普通に購入できるとも思えなかった。
「ちょっとしたものであれば作れると思うけどな」
そう言ったのは牛肉弁当を食べていた明宏だった。
口の端にソースをつけたまま真剣な表情で爆竹を見つめている。
「ダイナマイトって作れるのか?」
「もちろん。昔学校で爆発事件があったのを知らないか?」
「あ、知ってる! 授業中に火薬で遊んでいた子が、指を怪我したやつでしょう?」
佳奈がパスタから顔を上げて声を上げる。
2人が帰宅してリビングでお弁当を囲んでいた。
リビングの床にはスコップやキャンプ用のナイフなど、武器に使えそうなものがズラリと並んでいて、なんだか物々しい雰囲気がある。
「爆竹か。どうせならダイナマイトとか、でかいヤツがほしいな」
大きな唐揚げを口に運びながら大輔が左手で爆竹の入っている袋を弄ぶ。
「さすがにそれはコンビニには売ってないよ」
春香が苦笑いを浮かべて言う。
そもそもダイナマイトなんて高校生が普通に購入できるとも思えなかった。
「ちょっとしたものであれば作れると思うけどな」
そう言ったのは牛肉弁当を食べていた明宏だった。
口の端にソースをつけたまま真剣な表情で爆竹を見つめている。
「ダイナマイトって作れるのか?」
「もちろん。昔学校で爆発事件があったのを知らないか?」
「あ、知ってる! 授業中に火薬で遊んでいた子が、指を怪我したやつでしょう?」
佳奈がパスタから顔を上げて声を上げる。