首取り様2
「くそっ、なんでこんなことまでしなきゃなんねぇんだよ」
10分ほどすると案の定大輔がブツブツと文句を言い始めた。
だけど開始してまだ10分しか経過していない。
草はまだまだ茂っていて地蔵の体が隠れてしまっている。
「さすがに暑いね」
佳奈が空を見上げると、苛立つほどの日本晴れだ。
雲はどこにもなくて少しだけ陰ってくれる様子もない。
これっじゃとてもじゃないけれど草むしりを続けることはできなさそうだ。
「ねぇ、少し休憩しない?」
まだそんなに作業は進んでいないけれど、もう全員汗だくだ。
このまま作業を続けていたら熱中症で倒れてしまうかもしれない。
「そこに自販機があったな」
無言で草むしりを続けていた明宏が立ち上がって、道路を挟んだ向かい側へ視線を向けた。
「なにか買ってくるよ」
そう言って走っていく。
10分ほどすると案の定大輔がブツブツと文句を言い始めた。
だけど開始してまだ10分しか経過していない。
草はまだまだ茂っていて地蔵の体が隠れてしまっている。
「さすがに暑いね」
佳奈が空を見上げると、苛立つほどの日本晴れだ。
雲はどこにもなくて少しだけ陰ってくれる様子もない。
これっじゃとてもじゃないけれど草むしりを続けることはできなさそうだ。
「ねぇ、少し休憩しない?」
まだそんなに作業は進んでいないけれど、もう全員汗だくだ。
このまま作業を続けていたら熱中症で倒れてしまうかもしれない。
「そこに自販機があったな」
無言で草むしりを続けていた明宏が立ち上がって、道路を挟んだ向かい側へ視線を向けた。
「なにか買ってくるよ」
そう言って走っていく。